天晴れ米は私達が真心を込めて作りました。
「天晴れ米」誕生の経緯
農園立ち上げ
おひさまオーガニック農園の立ち上げは2017年早春。
農地オーナー(手銭)は迷っていた。
その年お米作りを再開するか否か。
生活圏がここ岡山から長野に移って以来、4年間耕作してなかった田圃である。
現状修復作業や各種手続きなどを考えるとギリギリのタイミング。
今までは諦めていた。しかし生活圏が長野にある今でも、
この場所でお米を作り続けたいという思いは捨てられず、
「自分ひとりで無理なら仲間を募ろう。」という考えに至った。
これまでは考えもしなかったことだったが、結果それが新しい展開を生むことになった。
そこから追い風が吹くように、呼びかけに応じてこの地を訪れ、
共感した有志数名が一緒に動くことになったのだった。
準備
3年間放置した田圃は荒れ、修復が必用だった。
草を刈り、水路を整え、水漏れを修復する。特に水漏れはひどく、修復に労力を要した。
有志の者達はそれぞれ時間に制約があり、作業は順調にはいかなかった。
苗の準備をしながら、田植え時期までに状態を整え、畦の水漏れが修復出来なければそこで終わり。
ぎりぎりのところだったがそれを可能にしたのは、いいお米を作りたいという熱意に他ならなかった。
何度もやり直し、工夫を重ねながら田圃の状態を整え、なんとか田植えが可能な状態に仕上がった。
田植え~出穂
苦労の甲斐もあり田植え後、苗は順調に育っていった。
畦からの水漏れが止まらない場所もあり、水量のコントロールには気を遣った。>
目指すところは、自分達が喜びをもって食べられる安全でおいしいお米。
農薬は勿論、化学肥料や原料飼料が出所不明な有機肥料も使いたくない。
自家製の有機肥料を投入するかどうかで意見が割れたが、結局何も入れないことに。
その後も順調に育つが、除草についての方針を固めていなかったことから試行錯誤し、
人手不足も重なって草取りが追いつかずに苦労する。これは翌年の課題となった。
農作業体験や田舎暮らし体験も行っている。
やがて出穂
農園では田圃以外にも農地があるため、それを活用しようと大豆類の栽培も始めることになった。
稲は順調に大きくなり、台風のシーズンには周りに大きな被害が出たにもかかわらず、
当農園の稲はほぼ無事だった。
収穫
秋、遂に収穫期を迎える。
大豆も無事収穫。一部は獣害にあったものの、そこそこの収穫量であった。
はじめての試食は感動の一言。こんなにうまいお米を食べられるなんてサイコー!
手銭克巳
おひさまオーガニック農園代表。
過去にこの土地で十数年農を営む。
愛甲タケシ
愛甲ヒロン
吉備中央町在住。デザイナー、フォトグラファー、
アースバッグハウスの建造やこれからの田舎暮らし文化を結びつける場所、ハレマニ代表。
古賀ともき
古賀ちか
田中大介